エアコン

うちのエアコンは壊れかけてて、暖房や冷房をつけていても「自動」が全く目標温度を満たさないまま、セーブ運転に切り替わってしまう。エアコン本体のインジケーターは通常緑に光っているが、ある日を境に赤色にしか光らなくなった。温度計と見比べて推定する限りではおそらく、エアコン内の室温センサー的なものが実際の室温と5度ぐらいズレている。このせいでうちのエアコンは冷暖共に4割程度しか役目を果たしてくれない。

エアコソ

ある日、電気ストーブと洗濯機とトースターとエアコンと電子レンジとゲーミング・パソコンと空気清浄機と加湿器と除湿機を同時につけてしまったことで家のブレーカーが落ちた。ブレーカーをもとに戻してエアコンをつけてみると、これまでずっと赤色に光っていたインジケーターが「緑色」になっていることに気づいた。もしや異常が治ったのか。昔の家電の叩けば治る理論かと思いテンションが上がったが実際はそうではなかった。

エアコン内の室温センサーの「壊れ度」はさらに進んでいた。これまでは「実際より数度高い/低い室温で認識する」という壊れだったのが、「室温を認識しない」という壊れに進化した。正確には、室温を認識していないのに、「まだ室温は設定温度に到達していない」という体で動作するという状況。これが何を意味するかというと、冷房/暖房でどの温度に設定しても最大の火力で部屋を冷やし/暖め続ける。最初のうちはかなり戸惑った。冷房を入れれば真夏でも一瞬で極寒の地になるし、暖房を入れれば暑すぎて半袖に衣替えしたくなる。しかし使っていくうち、これまでの「満足に効かない」という壊れよりも「過剰に効きすぎる」という壊れのほうが目標の達成はできているし、案外悪くないという結論に至った

そんな訳で、俺がエアコンを使うときはだいたい20分間隔でリモコンで消してつけてを繰り返している。賃貸で最初から部屋についてたエアコンなので多分家主に言えば修理とかしてくれるとは思うけど、普通に自分の部屋に業者とか呼ぶの嫌すぎるから呼びたくないし、異常はあれど使いこなせてはいる現状に落ち着いているため別に問題はない。就職したら引っ越すのかはまだわからないけど、引っ越すまで俺はこのエアコンと共に過ごしていくだろう。退去する時俺が壊したみたいなイチャモンで修理費とか請求されたら嫌すぎるな。

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